ソーリャ! ソーリャ!
祭りは気分が上がりますね〜!!
てぬぐいの産地、大阪府堺市でも「だんじり」が行われ、毎年秋になるとまち中が大きな盛り上がりをみせます。
▲画像提供:おもろい堺 藤岡雅人
▲画像提供:おもろい堺 藤岡雅人
てぬぐいは祭りのさまざまなシーンで登場し、祭りを盛り上げるための大切な役割を果たしています。特に堺市は400年の歴史を持つ「だんじり」とともに、てぬぐいの産地も大きな発展を遂げてきました。
▲画像提供:おもろい堺 藤岡雅人
昔に比べると祭りの数は減り、規模も小さくなったと言われていますが、現在もてぬぐいをはじめ、はっぴ、のぼりなど祭礼用品の注文は、全国各地から堺市に寄せられています。
最近ではてぬぐいをユニフォームの一部として使ったり、学校行事や落語の襲名披露で使ったりなど、用途も増えてきました。
とはいえ、てぬぐいと言えばやっぱり祭り! ここでは祭りのシーンで使えるてぬぐいの粋な巻き方をご紹介します。
まずは基本のねじり鉢巻き。てぬぐい初心者でも巻きやすく、頭に巻くだけでさまになります。少し長めのてぬぐいを使い、固くねじるとうまく巻けますよ。
▲両端を立てて挟み込むとかっこよくキマります
次にご紹介するのが「元気結び」。おにぎりのような形が特徴です。頭に巻いたてぬぐいを頭の大きさのところでつまみ、そこを根本に三角に織り込むと完成です。
▲結び方を変えるとアレンジもしやすそう
ツノが立ったような姿が特徴的な「むこうしばり鉢巻き」もインパクト大! 頭にてぬぐいを巻きつけ、おでこの真ん中で一回結び、2本のツノが立つようにこま結びをする方法です。
▲祭りに対する気合いが伝わります
江戸時代はほとんどの男性がちょんまげ姿でしたが、喧嘩の時にちょんまげを掴まれないようにする巻き方が「喧嘩かぶり」です。今では祭りの定番の巻き方の一つにもなっています。
▲帽子代わりにもなる、男女問わず人気の巻き方です
祭りは男性が主役のイメージがあるかもしれませんが、女性だって祭りを楽しみたい! 女性向けのてぬぐいの巻き方に「くわがたかぶり」というものもあります。
▲お団子ヘアにぴったり!
きれいに結ぶには、てぬぐいの端のほつれが見えないように両端を少し折るのがポイント。あらかじめ、てぬぐいにアイロンをかけておくと、より美しく仕上がります。
1枚持っているだけで、一気に祭りモードに変身できるてぬぐい。さりげなく巻くと、祭りの人気者になれるかもしれません。
てぬぐいを使いこなして、普段の私服にはっぴを着ただけのスタイルから卒業してみませんか?